犬の行動・心理学研究室 / ドッグトレーニング

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  • 犬の行動・心理学

問題行動が見られたら、まず生活環境を見直す

犬に何か問題になる行動が見られたとき、環境を見直すことで、犬の行動が改善することは良くあります。問題の原因となるものを探して、環境を変えることで、問題が起きなく、あるいは起きにくくしていきます。家の中で犬がよく吠えるようになった例では、透けている窓の外を通行する人の影が気になって、吠えるよ

  • 雑記帳

犬を「しつける」とは

犬が外出先でわんわん吠えたり、落ち着かない様子から、「犬のしつけをしましょう」と言われることがあると思います。「犬のしつけをしましょう」と言われると、厳しく訓練したり、強制することで、人間が意図する行動を犬にとらせるようなことを考えてしまうかもしれません。そうした「しつけ」という言葉のイメ

  • 犬の行動・心理学

犬を待つということ

散歩中に犬が匂いかぎをしているとき、どれくらい待つことができますか。自転車や車が近づいて邪魔なときは、犬に避けてもらいますが、周囲が安全なときには犬が満足して立ち去るまで待つことで、犬の満足度は上がり、匂いかぎがじゅうぶんできることで落ち着くことができます。ハーネスや首輪を付けるときはどう

  • 犬の行動・心理学

犬の気持ちを尊重する

踏切が苦手、他の犬が苦手、掃除機が苦手など、犬には色々な苦手があると思います。苦手なものがあると何とかしたいと思ってしまいます。トレーニングによって恐怖反応は下がると思いますが、嫌なものは嫌です。またこうした苦手なものをトレーニングする場合、刺激を少なくしても、苦手なものを見たり聞いたりし

  • 犬の行動・心理学

排泄後に地面を後ろ足でける理由

犬が排泄後に、地面を後ろ足でけって土や砂を飛び散らせることがあります。尿のマーキング行為のように、この行動は雄によく見られるようです。この地面を後ろ足でける動作には、いくつかの理由があります。匂いを拡散させるため土を掻くことで排泄物そのものの匂いを拡散させるほか、周囲に飛び散った土

  • 犬の行動・心理学

リードが付いているときは噛む危険が高くなる

犬にとって突然訪れた恐怖や不安に対処する防御反応は、闘争か逃走だと言われています。動物行動の研究では、すくんで動かなくなる凍結反応をここに加えることもあります。日本では散歩をしている犬はリードを付けています。そこに苦手な犬や、じーっと犬の目を見る人、犬の頭に覆いかぶさってくる人、犬の頭を上

  • 犬の行動・心理学

正しく人と犬が挨拶する方法

犬には人間とは違うマナーがあります。目を合わせること、正面に向き合うこと、覆いかぶさること、頭をなでることは、犬には失礼な挨拶になります。ではどんな方法なら心良い挨拶になるのか、以下で詳しく見ていきましょう。犬の目をじっと見ない目をじっと見るという行動は敵意を表します。目が合ってしまっ

  • 犬の行動・心理学

犬のトレーニングは褒めるだけでいいの?

「褒める」ことが出来ているかチェックする先日、犬のトレーニングは褒めるだけでいいのか? という話を耳にしました。褒めるだけではうまく出来ていないと感じているのでしょうか。疑問に感じたときは「褒める」ということが正しく出来ているのか確認してみましょう。褒めているつもりでも、褒めていることにな

  • 犬の行動・心理学

人と犬との信頼関係が大切

例えば人間の場合、病院の待合室で子供が1人で待っているのはとても不安です。でもお母さんや家族の人が一緒だと安心できることは、よく理解できると思います。大人であっても、重大な病気になってしまったときや、事業がうまく行かないときなど、先の見えない不安を抱えたときに、夫や妻、親友が側にいてくれることは心

  • 犬の行動・心理学

ポジティブトレーニングは、犬を傷つけない

どうしてポジティブトレーニングなの? もしあなたが、望ましくない犬の行動に対して、罰を与えることで直そうとしているならば、その罰自体がエスカレートしていくことを心配する必要があります。 口で言っても効果がなければ手が出てくる、それでも効果がなければさらに強い刺激を与えてしまいかねま

  • アニマルウェルフェア

まず最初にアニマルウェルフェアを考えよう

アニマルウェルフェアとは アニマルウェルフェア(Animal Welfare)という言葉をご存知でしょうか。日本語では動物福祉と訳されることが多いですが、微妙に違うという意見もあります。ウェルフェアは「意識」重視しているのに対し、福祉は「命」を重視していると言われます。ここでは「意識」にフ

犬研 / 犬の行動・心理学研究室(Laboratory of Canine Behavior and Psychology.)

犬研は、犬のしつけや問題行動に関して、情報が多すぎて何を信じていいのか分からない方、どんなトレーニングを行ったら問題が解決するのか分からない方に、科学に基づいた根拠のある情報、犬の行動・心理学に基づいた環境づくり、トレーニングを、出張やオンラインカウンセリングで行います。

例えば、犬が吠えることが問題になっているとします。住宅事情から、必要以上に吠えないで欲しいと思う人は多いです。私たちは、その犬がなぜ吠えるのかという原因を探します。怖いのかもしれない、何かされるのが嫌なのかもしれない、何かをして欲しいのかもしれない、何かを警戒しているのかもしれない、背中や足が痛いのかもしれない、どこか病気なのかもしれない。

犬は言葉では教えてくれないため、観察をすることで原因を探します。また人との関わり合い、生活環境を調べることで原因が分かることは実はとても多いです。

犬の行動へのアプローチ

犬研では、以下の順序で犬の行動にアプローチします。
●犬の身体的健康
●環境を検証し整える
●犬への接し方を見直す
●正の強化を用いた行動変容
●拮抗条件付け、系統的脱感作、分化強化、負の弱化、負の強化、消去などを用いた行動変容

犬の身体的健康

例えば、足が痛を痛めたことで吠えるようになった場合、環境を変えたり行動変容をおこなっても、吠えることは減らないでしょう。健康に問題がある場合は、獣医師の診察のもと、治療が必要になります。

環境を検証し整える

環境による犬への影響を観察し、見直すことで、ストレスが原因となっている場合には、ストレスを取り除く、あるいは弱めることで、犬の行動を変える試みをします。

犬への接し方を見直す

これも環境の一部になりますが、人間は犬が嫌がることをしない、ということを学習してもらいます。犬の眼をじっと見つめない、犬に正面から近づかない、犬に覆いかぶさらない、犬に頭の上から手を出さない、静かに接する。など、接し方に問題がある場合には改善するようにします。

一般的にドッグトレーナーのトレーニングで行われることは、ここから先の行動変容の部分ですが、行動変容に入る前にこれらを行うことで、問題が解決することは実は多いです。

正の強化を用いた行動変容

行動変容のトレーニングは、常に正解を伝えることができる、正の強化が柱となります。正の強化は犬を傷つけることがないため、犬との信頼関係を壊す心配がありません。また犬も人も楽しく行えるため、お互いモチベーションが高く、効果的に持続しておこなえます。

拮抗条件付け、系統的脱感作、分化強化、負の弱化、負の強化、消去など

行動変容のトレーニングには、正の強化をベースとし、問題に適した方法で行います。犬を罰するような信頼関係を壊すトレーニングは含まれません。

 

カウンセリングの流れ

 

初回ヒアリング

初回ヒアリングは、オンラインまたは出張で行います。
生活習慣、飼育環境についてお伺いし、行動を観察して問題の原因を探ります。

出張・オンライン カウンセリング

ヒアリングでお聞きした情報、観察した様子をもとに、環境改善、行動改善のカウンセリングを行います。内容は1頭1頭異なります。

主な内容

  • 環境改善
  • 行動改善
  • 問題行動の予防
  • パピートレーニング
  • ハズバンダリートレーニング
  • 犬との遊び方
  • 犬を迎える前の相談(犬種、購入先など)
  • 犬の行動・心理学

POINT犬研ではポジティブ(褒める)トレーニングを採用しています。
うまくできたときに褒めるということは、常に犬に正解を教えることができるということになります。上達が早く、トレーニングが嫌にならず、持続性が高くなります。
また褒め方、褒めるタイミングを間違えても、犬との信頼関係を傷つけることがありません。

 

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