甘噛は仔犬の時期には特に問題に感じることの1つです。
噛むのをどうやって止めさせるのかを考えるより、まずは噛まれない状況を作っていきましょう。
日々の生活は興奮させずに穏やかに過ごすことが基本となります。仔犬は可愛いくて活発ですから、思いっきり遊びたくなりますが、ほどほどにして切り上げ、ゆっくり寝ている時間を作っていきましょう。
人間は仔犬の活発さに惑わされずに、静かに穏やかに接することが大切です。特に小さなお子さんがいる環境では、仔犬の前で飛んだりはねたりしない、走り回ったりしないようにしましょう。
またテレビを消したり音量を下げたり、室内の騒音を減らすことも穏やかに過ごす環境づくりの1つです。
仔犬の前で手を振らない、ひらひらした服を着ないなど、動くものを見せないことも有効です。
ハーネスや首輪、リードを付けるときに噛まれるときには、コングのような食べることに夢中になるものを与えながら行のも1つの方法でしょう。
コットンのスティック、デンタルボーンなどの噛めるおもちゃを用意し、いつでも渡せるようにすることで、仔犬の噛みたい欲求を満たすことも大切です。
仔犬が甘噛することは普通の行動です。例え叱ったとしても犬には理解できません。怒っているなと分かっても、何で怒っているのかは分かりません。また叱られていることが遊んでもらっているっことだと思ってしまうこともあります。
永久歯が生え揃うまでの限られた期間であることがほとんどです。関係性を悪くすることなく甘噛み時期をすごしていきましょう。
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参考文献
リーセ V. (2014) 「子犬レッスン」テクニック. 東京都, 誠文堂新光社