仔犬を迎える前に、まずは環境を整えましょう。犬を飼い始めると、目の前の出来事にばかり気が向きますので、迎える前にできるだけ周囲を整えることが大切です。迎えた後も、生活環境は行動に与える影響が大きいので、いつも気にするようにしていきましょう。
噛まれたり壊されては困るものは犬の行動範囲に置かない
乳歯が生え揃う時期と乳歯が永久歯に入れ替わる時期は、特に物を噛む行動が増えます。仔犬の自然な行動ですので、噛む欲求を満たしてあげることが大切です。
仔犬の噛みたい欲求を満たすため、あるいは家具や絨毯、クッションなどを噛まれないようにするために、噛むおもちゃを用意します。
コットンのスティックやロープ状のものなどの柔らかめのもの、デンタルボーンのような、やや固めなものなど、硬さ違いや形状違いで、いくつかあるとよいでしょう。迎えた後に犬の好みに応じて買い足していくといいと思います。ただし特にプラスチック製のものなどは、噛み砕いて誤飲することもありますので、見ているときだけ与えるようにしましょう。
そしてたとえ仔犬が、ものを壊したり噛んでボロボロにしても、叱ったりしないことが大切です。叱っても犬は何が正しいのか分かりません。また叱ることで犬との信頼関係を築くことができなくなってしまいます。罰することが犬のしつけという時代は過去のものです。情報をアップデートして豊かな関係性を築いて行きましょう。
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