世界最高年齢の犬

写真と内容は関係ないのですが、先日生きている中で最高齢の犬が亡くなったというニュースがありました。アメリカのサウスカロライナ州で暮らしていたトイ・フォックス・テリアのペプルは、22歳6ヶ月で2022年10月3日に亡くなりました。彼女にはかつてパートナーがいて、その犬は16歳で2017年に亡くなりましたが、2匹の間には24頭の仔犬に恵まれたそうです(Guinness World Records, 2022)。なかなか20歳を超える犬に出会う機会はないので、大変長生きだったと思います。
このニュースは「生きている中で」という範囲ですが、これまでに最も長生きだった犬は、オーストラリアで暮らしていた小型の牧羊犬、オーストラリアン・キャトル・ドッグのブルーイが29歳5ヶ月まで生存していたそうです(Guinness World Records, 2019)。日本の小型犬の平均寿命が14.4歳ですので(アニコム, 2021)、2倍以上生きていたということですから驚異的な長さですね。

犬の寿命は、小型犬は長く、大型犬は短いといわれていますが、ペット保険会社のアニコムの調べでは、
超小型犬(体重5kg以下)14.4歳
小型犬(5〜10kg未満)14.4歳
中型犬(10〜20kg未満)13.4歳
大型犬(20kg以上)11.5歳

という数値が出ています。
確かに大きくなると短くなる傾向にあるようですが、中型犬まではそれほど大きな差はなく、大型犬であっても犬種別でみると、ラブラドール・レトリバーは12.9歳と中型犬の平均に近い長さになります(アニコム, 2021)。
どんな仔犬を迎えても10年以上の長い付き合いになります。犬も人間も、お互い楽しく長く幸せに暮らしていけるように、信頼関係を築いてすごしていきたいですね。

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参考文献
アニコム (2021) アニコム家庭どうぶつ白書2021. アニコム ホールディングス株式会社, https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202112.pdf
Guinness World Records (2019) Oldest dog eve. Guinness World Records Limited, https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/oldest-dog
Guinness World Records (2022) World’s oldest dog living confirmed as 22-year-old Toy Fox Terrier. Guinness World Records Limited, https://www.guinnessworldrecords.com/news/2022/5/south-carolina-toy-fox-terrier-named-worlds-oldest-dog-living

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