犬の行動・心理の研究記事

記事数 51
  • 犬の行動・心理学

「グッボーイ」や「いいこ」の意味が分かってる?

前回「グッボーイ」や「いいこ」などの褒めるときに使う言葉を、みんなで同じにしましょう。という話をしました。今日はその「グッボーイ」や「いいこ」といった単語が、褒め言葉として犬が分かっているか。というお話です。「グッボーイ」や「いいこ」という単語に対して、とくに何も教えていないと犬には伝わり

  • 犬の行動・心理学

犬を褒めることができているか(その2)

犬を褒めるときにコマンドを一緒につけることは、よく知られていると思います。望ましい行動が見られたら「いいこ」や「グッボーイ」と言ってからオヤツをあげます。私の家では日本語の会話と被らないようにコマンドはなるべく英語にしていますので「グッボーイ」を使っています。あと雄なので「グッボーイ」です。

  • 犬の行動・心理学

犬を褒めることができているか

褒めるトレーニングをしましょうね。と言われることが多いと思います。人間が褒めているつもりでも、犬はこころよいと感じていない場合、褒めることは犬には伝わりません。例えば、褒めるつもりで犬の頭を上から撫でるとすると、多くの犬は心良く思いません。試しに動画で撮影してみるといいと思います(やりすぎ

  • アニマルウェルフェア

犬の食べる欲求が満たされているか

 犬には毎日ちゃんとご飯をあげているし、痩せていないし、むしろちょっと太っているくらいだから、食べる物は満たされている。と思いますよね。確かに量であるとか、カロリーであるとか、栄養は満たされているかもしれません。人間は自分でご飯を作る、あるいは誰かに作って頂いて食べます。大体の人がそうやって食べて

  • 犬の行動・心理学

人と犬との信頼関係が大切

例えば人間の場合、病院の待合室で子供が1人で待っているのはとても不安です。でもお母さんや家族の人が一緒だと安心できることは、よく理解できると思います。大人であっても、重大な病気になってしまったときや、事業がうまく行かないときなど、先の見えない不安を抱えたときに、夫や妻、親友が側にいてくれることは心

  • 犬の行動・心理学

望まない行動を減らすには(その2)

前回は犬からのアクションに対しての回避を行うことで、行動を減らしていこうとするものでした。今日は、望まない行動には不用意に関わらないがテーマです。例えば犬が自分の足を舐めているとします。これは犬の自然な行動ですが、舐めすぎると皮膚炎になりそうだから止めさせたいと思う飼い主さんもいるかと思い

  • 犬の行動・心理学

望まない行動を減らすには(その1)

吠えていると分かった上で、あえて何もしないことにも効果があるという話を前回ちょっとしましたが、これについてもう少し詳しく見ていきましょう。例えば何か食べ物が欲しくて犬がわんわん吠えているとします。ここで食べ物をあげると、わんわん吠えると食べ物がもらえると犬は学習します。次も食べ物が欲しくな

  • 犬の行動・心理学

犬が吠えて困る?

例えばライオンのような肉食動物が、野菜のみで生きることを学習するのは大変難しいです。また海に生息するイルカが、陸で小動物などを捕まえて食料とするのを学習することは大変難しいです。本来生まれ持ったものを変えるように学習することは、大変難しいことがわかると思います。犬の吠えはどうでしょうか。犬

  • 雑記帳

多摩動物公園のオオカミ

 先日オオカミを観察するために、多摩動物公園に行ってきました。多摩動物公園は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために今年はずっと閉園していたのですが、6月4日に再開することになり、6月8日に行ってきました。同じイヌ科の動物として、オオカミが気になるのですが、日本では絶滅してしまっているので大変

  • 犬の行動・心理学

ポジティブトレーニングは、犬を傷つけない

どうしてポジティブトレーニングなの? もしあなたが、望ましくない犬の行動に対して、罰を与えることで直そうとしているならば、その罰自体がエスカレートしていくことを心配する必要があります。 口で言っても効果がなければ手が出てくる、それでも効果がなければさらに強い刺激を与えてしまいかねま